お金を払うことで関係を成立させる、いわゆる割り切りスタイルの交際そのものは、ネットが普及するずっと以前から暗黙の了解として浸透してきました。
「いい女と手軽にエッチしたい!」という男性のあくなき欲求はいつの時代も変わりませんから、その時代ごとに画期的な割り切りシステムが開発され、広く利用してきました。

 

「ネット以前、ネット以後」という視点で比較してみると、ネット以後ではあきらかに割り切り相手の募集スタイルが変化しましたし、また、その後の関係の続け方も大きく変わりました。
SNSの最大の魅力は、双方向性です。割り切りの世界でこれまで主流だった掲示板はまとまった量の情報を掲載できるメリットはありましたが、メッセージを読むためには女性が主体的にその掲示板サイトにアクセスする必要があり、このタイムラグが最大の弱点となっていました。

 

一方のSNS型割り切りサイトでは、掲示板のウィークポイントであったタイムラグがほとんど生じません。
ほとんどの際とはスマホアプリとの連動方式を採っており、異性からのメッセージを受信するとその他のメールと同じように即座に通知される仕組みになっています。
つまり、掲示板のようにわざわざその都度もとのサイトにアクセスする手間がいらないのです。通知されたメッセージにはとりあえず返信したくなるのが人間の心理というもの。SNS型のほうがカップル成立率が高いというのは、このあたりに理由があるようです。

 

ここでふと、想像してみます。SNSなんていうものがなかった時代には、どのように割り切り相手を探していたのでしょうか。
SNSどころかインターネット自体も産声をあげていなかった頃にはきっとセフレの募集方法もかなりかぎられていたでしょうし、出会った後の連絡手段にもずいぶんと苦労していたことでしょう。

伝言掲示板で夜な夜な割り切り相手を探し、やっとひとり見つかったら電話でこそこそ約束を取りつけ、奥さんと子どもにばれないように細心の注意を払いながら一夜の密会を楽しむ……。伝言掲示板さえなかった時代にはあちこちのエロ雑誌の募集コーナーに投稿して相手を見つける、という方法もあったようです。今から考えると不便きわまりありませんが、それはそれでのどかでスリルがあったのかもしれませんね。
さて、未来の割り切り募集はどうなるのでしょう。

 

SFチックな世界に突入してしまいますが、テレパシーでお互いのプロフィールを交換したり……という時代が意外にすぐそこまできているのかもしれませんね。